いちおう、カープ女子?

ももとの出会い

ももは現在11歳の雑種の女の子です。


生後8か月(推定)に捨てられていたところを、
ボランティアの方に保護され、我が家にやってきました。


捨てられていた場所は、福山の高速道路沿いの林の中。
ボランティアの方の説明によると、その場所は
犬や猫が捨てられる名所だそうで、定期的に保護するため訪れるとのこと。


無責任な飼い主が多いことに憤りを感じます。


ももは里親がみつかるまで、
しばらくボランティアの方の家でお世話になっていました。


でも、成犬に近いももは引き取り手がなく、
このままでは殺処分と言われていた時期に、
我が家にやってきました。←
来てくれてありがとう♡


お世話をしてくださった方のお話によると、
きちんとしつけを受けた飼い犬という印象を受けたそうです。
確かに、我が家に来た時から吠えることもなく、

お行儀がよくて、とっても手のかからない良い子でした。


元の飼い主の方と、
高速道路のサービスエリアではぐれたのか・・・
捨てられたのか・・・
それはわかりません。


聞き分けがよくて手のかからない良い子だけど、
どこか人間に心を開かない、淋しい目をした子でした。


【もう一匹の家族】


里親として引き取る犬は、実はももではありませんでした。


私たちとしては、生後まもない子犬を希望していたので、
ももと同じ場所で保護された子犬(生後1か月位)を引き取る予定でした。


その子犬のお母さんと、同じ時期に産まれた兄弟は、
既に野生化しており、
人間を信用しない、全くなつかない性格だったため、
飼い犬として生きるのは無理だと判断され、
殺処分となりました。


唯一引き取る予定だった子犬のみ、
人懐っこい性格だったため、
我が家が里親に選ばれ、

一緒に住む日を楽しみにしていました。


でも、我が家に来る予定の前日、
お世話をしていたボランティアの方が出かける姿をみつけ、
後を追いかけていき、トラックに撥ねられて亡くなりました。


悲報を聞いて、子供たちと泣きました。
今回は犬を飼うのはやめよう、と里親を辞退することを決めました。


事前に写真をいただいていたので、
一緒に住むことはできなかったけれど、
その子の写真をリビングに飾り、

家族の一員として、見送ってあげました。



翌日、ボランティアの方から引き取って欲しい犬がいると
連絡がありました。


子犬でないことや直前に亡くなったショックもあり、
その日はお断りしたのですが、
「写真だけでも見てやってください」と

翌日メールが送られてきました。
添付された写真には、

心細そうに、淋しい目をしたももが映っていました。



その3日後、ももは我が家の家族になりました。